巻き結び /Clove hitch [クローブヒッチ]
イチ押し!かんたん便利な巻き結び
巻き結びはその名の通り巻くだけの簡単な結び方です。 主に袋閉じなどに利用される結び方で、非常に簡単で使い勝手が良く、見た目以上に解けづらいので利用価値は高いと思います。 知名度は高くないので、この機会にぜひ覚えておきたい結び方のひとつです。
結び方の手順
クロスを作るという点と、 先端は大元のラインの隣に来るようにする点が重要です。
構造
基本的な構造は二重巻きとなっています。ふた巻き目の始めで大元のラインを抑え、最後ですぐ前のラインの下にくぐらせて摩擦を発生させています。 ひもの種類にもよるでしょうが、引っ張ってもなかなか解けない割に、結び目を緩めるとすんなり解けます。
結び目
非常にシンプルな結び目で、洗練された一流感と、毅然とした熟練の結びの師匠のような雰囲気を漂わせている気がします。
利用
慣れると止め結びのように手軽に使える便利な結び方で、強度もそれなりにあるので汎用的に利用できる非常に実用的な結び方です。止め結びにも負けない定番の結び方としてもっと有名でも良いくらいの結び方だと思います。最後を輪にして引き解けにすればさらに便利なので利用の幅も広がります。
重力を利用する方法
巻き結びはあらかじめ輪状にしておいてから、 かぶせて締めて塞ぐという利用法もあります。 下図は重力を利用して簡単に巻き結びの輪を作る方法です。
あとは袋口などに引っ掛けて締めるだけです。